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ー文化史跡や寺院ー

阿波命神社

神津島港から北へ3kmちょっと行った所にある長浜海岸。そこから参道を1分程行くと阿波命神社(あわのみことじんじゃ)があります。
阿波命神社に祀られるのは「阿波咩命(あわのめのみこと)」。神津島を造った神様「物忌奈命(ものいみなのみこと)のお母さんです。
 
神社の目の前に広がる長浜海岸は「五色浜」とも呼ばれるように、白・黒・赤・青と色とりどりの石がありとてもきれいな海岸となっています。長浜海岸はこの阿波命神社の一部とされていて、石を持ち帰るとバチが当たると言われているので、眺めて楽しむようにしましょう。
 
阿波命神社は「長浜様」とも呼ばれ、毎年4月15日に「長浜祭り」が開催されます。今でもこの日は島民も学校帰りや仕事をちょっと抜けて参列しに行く人が多くいます。
長浜海岸で平たい石を拾って、波打ち際の濡れた砂浜を盛った“潮花(しおばな)”を用意し、これを阿波命神社の鳥居にお供えします。
 
参道を歩いて清流を渡る赤い橋を越えて行くと、阿波命神社が見えてきます。白い砂浜が敷かれたとてもキレイな境内です。現在の社殿は境内の正面に建てられていますが、昭和63年の集中豪雨で社殿が倒壊してしまい、平成4年に復元修理をされたものです。
その昔、昭和の初め頃までは右手の階段の上に社殿があり、東京都指定史跡となっています。玉石の石段は当時から残っているので、歴史を感じてみてください。
 
ちなみに、阿波咩命の旦那様は三嶋大社の事代主神(ことしろぬしのみこと)で、各島にお后様がいたそうなのですが、本后の阿波咩命より先に三宅島の後后が先に位を上げられたことに腹を立て、その怒りで爆発してできたのが天上山でその爆発音は遠く京都まで響いた、という神話が残っています。
 
【アクセス】まっちゃーれからバスで約12分/浜の家から徒歩約3分+バスで約12分
【駐車場】あり
【トイレ】あり
【その他】東屋、毎年4月15日に「長浜祭り」と呼ばれる例祭が開催。

東京都神津島村長浜1-2